廃車買取の一般的な流れをステップごとに詳しく解説!
事故や故障が原因で廃車を検討する方も多いでしょう。しかし、廃車するには解体費用などがかかってしまい、もったいないと思われる方も多いのではないでしょうか。ただ、最近は事故車や故障車などを買取してくれる廃車買取サービスが広まりつつあります。そこで、今回は廃車買取の一般的な流れについて詳しく解説します。
廃車を買取に出す前にするべき事前準備
事故車や故障車などの廃車状態の車を買取に出す前に準備しておきたいことがあるのです。まずは、車検証の所有者欄の確認と自動車税の支払い状況を確認しましょう。というのも、廃車に限らず、車を買取してもらうには所有者の承諾が必要になるのです。
自動車ローンやディーラーローンを利用しており、まだ残債が残っている場合は自分名義ではなくディーラーやローン会社が所有者になっている可能性があります。
しかし、そのままでは買取に出すことができないので、まずはローン残高を精算したうえで所有者名義を自分に変更して、買取に出さなければなりません。
また、自動車税の支払い状況についてもあわせて確認しておきましょう。自動車税に滞納がある場合は運輸支局で名義変更の手続きができません。そのため、買取に出す前に自動車税の支払い状況を確認して、万一未払いがある場合は先に支払いを済ませておきましょう。
また、買取に出す業者選定も非常に重要です。可能であれば1社だけでなく複数の業者に買取査定してもらうのがおすすめです。1社だけでは買取相場が分からず、損してしまうかもしれません。
また、複数の業者に査定してもらって一番高い査定額を提示してくれたところに買取してもらえば、お得といえるでしょう。
廃車の買取相場はどれくらい?
廃車の買取相場は車の大きさやクラスによって変わります。たとえば、軽自動車であれば3,000円~1万円ほどです。また、5ナンバーサイズの場合は1万円~2万円ほどが買取相場でしょう。さらに、3ナンバーサイズのセダンは2万円以上、ミニバンやSUVなどの大型車両は3万円以上の値段が付くことがあります。
とはいえ、メーカーや車種、さらに車の状態によって査定額が異なるので、あくまでも目安相場として認識しておいたほうがよいでしょう。
というのも、廃車といっても、水没車や事故車、故障車、さらに過走行車など、さまざまな状態があるのです。そのため、事故によって修理できず、使えるパーツもほとんどないような状態であれば、査定額を低く提示されるでしょう。
しかし、大きな損傷はないものの、距離が数十万kmを超えている過走行車の場合は、ヘッドライトやバンパーなどを中古パーツとして再利用できるので、買取査定額が上がることも少なくありません。
廃車買取の一般的な流れ
廃車買取を依頼する場合は買取業者に問い合わせるところからはじめます。最近はインターネットだけで完結できるところも多いので、忙しい方はインターネットから問い合わせしましょう。
インターネットから申し込む場合は住所や氏名のほか、車の詳細を入力しなければなりません。メーカーや車種、年式や走行距離のほか、損傷状態などを詳しく書いていきましょう。
さらに、業者によっては写真を添付できるので、フロントリア、サイド2面の計4面の写真を送ると、手続きをスムーズに進められます。
インターネットより申し込みが完了したら、担当者より連絡が入り、査定日や引き取り日の相談を行います。廃車の場合、店舗への持ち込みが難しい場合が多いので、基本的には業者が自宅まで来てくれるのです。そして、査定を行い、その場で査定額を教えてくれるでしょう。
査定額に納得したら、そのまま車を引き取ってもらいます。その際、車検証等の必要書類を渡さなければならないので、忘れずに書類を提出しましょう。
そのほか、印鑑証明書や委任状などについては後日郵送でも対応してくれることがあるので、用意できていなくても問題ありません。もちろん、事前に印鑑証明書等を用意しておけば、その場で提出できるので取引完了までの時間を省くことが可能です。
無事、廃車の引き取りが完了したら、査定額分を受け取ります。通常であれば翌日以降に指定の口座に振り込んでもらえるでしょう。
また、業者によっては即日現金で渡してくれるところもあります。ただ、トラブル防止のため、基本的には翌日以降の振込というのが一般的なので、振込予定日の確認を忘れずに行いましょう。
まとめ
事故車や故障車を買取してもらうには廃車買取がおすすめです。廃車買取では壊れてしまった車でも買取してもらえるので、お得に車を手放せます。ただ、車のサイズや車種によって買取相場が異なるので、詳しい査定額を気になる方は買取業者に査定を依頼しましょう。
また、複数の業者に査定してもらうことで、どのくらいの金額が相場なのか分かり、お得に車を手放すことが可能です。今回は廃車買取の一般的な流れを紹介しました。廃車買取を検討している方はぜひ参考にしてください。