廃車買取業者に依頼する主なメリットについて詳しく解説!
自家用車を買い替える際に、それまで長く乗っていた車を売って、新しく購入する車の費用の足しにしようと思っても、中古車買取業者やディーラーでは高値での買取は望めないでしょう。そのような場合は、車の部品に価値を見出す、廃車買取業者に売るという選択肢もあります。そこで今回は、廃車買取業者に依頼する主なメリットを解説します。
廃車買取業者に依頼する主なメリット
廃車買取業者に依頼することで、自分で廃車の手続きをする手間や時間を省けるのです。ここでは、廃車買取業者に依頼するメリットを紹介します。
部品取りとして買取
廃車買取業者は、中古車買い取り業者では値段が付かないような車でも、部品取りとして廃車を買取ります。
自動車の部品取りとは、中古車として販売できない自動車を解体して、部品を取り出して再利用することです。そのため、廃車買取業者は取り出した部品を売ることによって利益を得ることができるので、状態次第ですが数万円~数十万円という値段で買取ってくれます。
そのため、廃車が確定している車両をディーラーやスクラップ工場に持ち込むより、廃車買取業者に買取依頼をするほうがおすすめです。
また、部品だけではなく、ボディなどの金属を使用している部分は、鉄やアルミなどに分別してリサイクルできるうえ、自動車の内部で使用されているレアメタルなどは、希少価値が高いので一般的な貴金属と同じくらいの価値があると覚えておきましょう。
廃車手続きの代行
廃車の手続きは、車検証や自賠責保険証明書のほかに、譲渡証明書や委任状などさまざまな書類を揃えてから、所有している自動車が登録されている陸運局に行き、事務的な手続きをしなければなりません。
しかし、陸運局の窓口は平日の午前9時~午後4時までになっているので、平日の日中は仕事で土日が休みの方は陸運局に行くのはなかなか難しいでしょう。
そこで廃車買取業社に依頼すると、必要な書類をすべて案内してくれて、手間や時間がかかる廃車手続きを無料で代行してくれるので、大きなメリットといえます。
廃車買取は中古車買取や下取りと何が違う?
廃車買取は、同じ買取でも中古車買取や下取りとは大きな違いがあります。ここでは、廃車買取と中古車買取や下取りと異なる点を紹介しましょう。
中古車買取と異なる点
中古車買取は、買取った自動車を中古車として販売して利益を得ることです。したがって、自動車を解体して取り出した部品を販売する廃車買取とは違い、自動車そのものを販売することが目的です。
中古車は、年式が新しく走行距離が少ない車や、こまめにメンテナンスされて状態が良好な車であれば、高値での買取が期待できます。
しかし、購入してから10年以上経過している車や、走行距離が10万キロを超えている車は、中古車としての価値がほとんどなく、満足するような買取価格は見込めないでしょう。
下取りと異なる点
ディーラーに下取りとして出す処分方法もありますが、廃車そのものを買取るだけの廃車買取業者とは違い、新車を購入しなければならないうえ、下取り価格も期待できないでしょう。
状態によっては、廃車にかかる費用の方が売却価格を上回る、マイナス査定になることもあるので、あまりおすすめできません。
廃車買取業者に依頼する際に注意するべきポイント
車を買い替える際に、自分が所有している車をもう廃車にするしかないと決めつけていると損をしてしまうかもしれません。ここでは、廃車買取業者に依頼する際に注意するべきポイントを紹介します。
廃車と決めつけない
不要になった自動車を手放す際に、中古車として買取可能な場合でも廃車にするしかないと決めつけて、廃車買取業者に買取を依頼すると損をしてしまうでしょう。
その理由として、中古車買取できる自動車でも、解体基準価格で買取額が決定するためです。中古車としての価値がある場合は、中古車買取業者に買取を依頼したほうが高値で買取ってくれるので、自分の所有者を廃車だと決めつけるべきではありません。
まずは、中古車買取業者に見積もりをしてもらい、中古車としての価値がないと判断されてから、廃車買取業者に依頼するようにしましょう。
代車の有無
自家用車を買い替える際に、新しく購入した車両が納車される前に、今まで乗っていた車を廃車にする場合は、代車があれば移動手段として使用できるので助かります。
しかし、廃車買取業者は廃車を買取り解体処分する業者なので、代車を用意していないことが多いです。仮に代車があったとしても、台数は少ないため、借りられる可能性は低いといえます。
その点でいうと、中古車買取業者は充分な数の代車が準備してあるので、多少買取価格が下がったとしても代車を無料で借りられる可能性が高いので、トータルで考えるとお得になるかもしれません。
まとめ
廃車買取業者に依頼する主なメリットは、中古車買取業者では値段が付かないような車でも、部品取りとして買取ってくれることと、手間や時間がかかる廃車手続きを無料で代行してくれることです。
廃車買取は、自動車を解体し部品を売って利益を得ますが、中古車買取は自動車そのものを売って利益を得るという違いがあります。ディーラーでの下取りは、新車を購入しなければなりません。
廃車買取業者に依頼する際に注意するべきポイントは、中古車として買取可能かもしれないので、廃車と決めつけないことと、代車の準備があるかどうかです。