事前にチェック!廃車を買取に出す前にするべき準備とは?

公開日:2022/05/12  

新しい車に買い替えたいといった理由で、今まで乗り続けていた車を廃車しようと考えている方も多いのではないでしょうか?そこで気になるのが、廃車買取です。ディーラーに引き取ってもらう方法とは違うため、検討する方も多いでしょう。そこで買取に出す前の準備を事前にチェックしておきましょう。

廃車買取は一般的な車買取と何が違う?

まずは、廃車買取と一般的な車買取との違いを紹介します。買い取りに出す前に、双方の違いをしっかり覚えておきましょう。

廃車を前提にしている

廃車買取の大きな特徴は、その名のとおり廃車を前提にしている点です。たとえば、事故や経年劣化により自走が難しい車、さらには故障、水没、車検切れなどが該当します。

ただし、業者が買い取った車は、必ずしもすべてがスクラップにされるとは限りません。使えそうなパーツなどがあれば、独自のルートを使い販売します。

査定0円でも買取可能

一般的な業者に買い取りを依頼したときに、走行距離が多い、年式が古すぎるといった理由で査定が0円になることがあります。このようなケースになると、0円でもよくて引き取ってもらうか、自腹で廃車を選ぶ方も少なくありません。

しかし、廃車買取の場合は、一般的な査定で0円になっても買い取ってもらえる可能性が残っています。店舗などにもよりますが、最低でも0円、査定次第では税金還付も含めて次の車の頭金に当てられるほどの金額です。

車の一般的な買取とは

一般的な買取とは、今所有している車をお店側が提示した金額で買い取ってくれる方法です。もちろん、店舗、相場、交渉などによって金額が変わることもあります。

また、似ている方法として下取りもありますが、まったく違う方法なので混同しないようにしましょう。下取りは、基本的にディーラーにて新車を購入する際に利用します。

下取り時に発生したお金は現金でもらえることはありません。そもそも下取りは、新車購入が条件のため、購入時の金額が下取り分安くなります。

廃車を買取に出す前にするべき準備

廃車買取を依頼するときは、いくつか準備したうえで車を出すようにしましょう。準備を怠ると、必要以上に時間がかかるだけでなく、金銭的に損することもあります。

廃車買取業者選び

どこの業者に依頼するのかは、とても大切な準備です。ネットを使えば、簡単に複数の業者が出てきますが、ポイントを押さえながら適切なところを選ぶようにしましょう。

たとえば、接客姿勢は重要です。分からない部分を聞いたら親切に教えてくれる、税金の還付を確実に行うなど、丁寧な接客姿勢は売却側も安心するでしょう。また、業者が自治体認可のリサイクルの自社工場を持っているかも気になるところです。

情報と書類の確認

これから売却しようとする車の情報は、事前に理解しておきましょう。車の車種や年式、さらには次回の車検日も忘れてはいけません。

また、走行距離と修復歴は必ず確認することが大切です。走行距離は短いほど、高額査定になる可能性がありえるうえ、修復歴の有無も査定額に大きく影響します。

次に確認しておきたいのは、必要な書類です。すぐに用意できるものとできないものがあるため、早めに確認しすぐに揃えられるようにしておきましょう。

外部から取り寄せる必要があるのは印鑑証明書、ほとんどの業者で3か月以内のものを求められます。他にも、車検証、実印および車検証で使われている印鑑、運転免許証のコピーや自賠責保険証も必要です。

廃車を買取に出す際に注意するべきポイント

廃車買取に出す際に注意すべきポイントは、以下の4つです。すべてを業者任せにすると、損する可能性もあるので、どの辺に注意すべきかをしっかり覚えておきましょう。

まずは一般的な車買取業者から

車を買い取りしてもらうときは、いきなり廃車買取を選ばずに一般的な買取業者に査定を依頼しましょう。なぜなら、何らかの付加価値などがあれば買い取ってもらえる可能性はあるからです。

税金を確認する

廃車買取の場合は、一時抹消もしくは永久抹消手続きを行います。したがって、抹消手続きをすれば事前に支払った自動車税が月割計算で還付され、買取金額に上乗せされるのです。

もちろん、還付金のみというケースもあるかもしれませんが、業者が提示した買取金額に還付金が含まれているか、安くされていないかなどを必ず確認しておきましょう。ちなみに還付金については普通車のみとなります。

廃車処理の確認

業者が本当に廃車してくれたのかを、必ず確認しておきましょう。万が一、廃車されていない場合は、税金が請求されたり、転売などのトラブルにつながったりする可能性も否定できません。車を廃車したときは、抹消登録証明書を取得しておくと安心です。

契約書類の確認

廃車するときに発生する契約書類は、すべてチェックしておきましょう。たとえば、キャンセルするときの料金や手数料などは多くの方が見落としがちです。また、車の引き取りも一般的には無料ですが、引き取る場所によってはレッカー費用が追加で発生するかもしれません。

 

今まで乗っていた車を手放すときは、専門業者に引き取ってもらいましょう。ただし、車の状態によっては一般的な買取業者に断られる可能性もあります。査定が0円となるような車の場合は廃車買取も選択肢に入ってくるので、準備をしたうえで検討してみましょう。

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