廃車を高値で売却するためには?具体的なコツについて解説!

公開日:2022/09/01  最終更新日:2022/09/26

廃車買取サービスは自分が廃車と判断した車に値段をつけ、廃車手続きもすべて行ってくれるので、大変便利に利用されています。たとえ廃車といえども、買取してもらえるなら少しでも高値で売却したいものですよね。廃車を高値で売却するにはどうしたらよいのでしょうか?ここでは廃車を高値で売却するコツについて解説します。

そもそも廃車は売却可能?

廃車は売却可能です。廃車処分する車に値段をつけて買取するとは、一見不思議なサービスに思えます。廃車買取業者は古くなった車や壊れた車を買取して、パーツや備品を取り出したあと売却、再利用して利益を得るのです。

また廃車として売却した車でも、状態によっては海外で中古車として販売されたり、オークションで売買されたりするので、見合った利益が生まれます。

平成14年に制定された自動車リサイクル法では、使用済み自動車は資源として価値が高いものであるため、リサイクルして再資源化するよう定められました。自動車の解体業者や破砕業者は廃車を分解して、適切な処理を施し、使用可能なパーツを取り出して自動車製造業者に引き渡さなければなりません。

自動車は実に95%ものパーツがリサイクルされるので、資源の塊といってもよいでしょう。したがって廃車は買取業者への売却が可能であり、持続可能な自動車社会を実現するために、充分な価値あるものと記憶してください。

廃車を高値で売却するコツ

廃車して0円のつもりでいた車にも値段がつきます。値段がつくのなら、少しでも高値で売却したいものです。廃車を高値で売却する方法はいくつかありますが、もっとも効率よく高額査定されるコツを3点紹介しましょう。

車の状態を良好に保っておく

車の状態を良好に、自走できる状態に保っておきましょう。たとえ廃車予定であっても、状態のよい車、自走可能な車は高額で売却できる可能性が高いです。

自走できる車は買取業者の負担するレッカー費用や運搬費がかからないので、この部分が査定額に影響します。また自分の車がどういった状態にあるか、正確に把握しておくことも重要です。

売却する時期を選ぶ

廃車買取業者の繁忙期を外して、廃車買取を依頼すると、通常よりも高い査定額が期待できます。1月から3月は買取業者の繁忙期にあたり、買取台数は多くなります。

買取台数が多いと高値がつきにくいので、繁忙期を避けて買取依頼するとよいでしょう。逆に買取業者の閑散期は5月から7月といわれ、この時期に売却すると比較的高値がつくといわれています。

複数の業者に見積を依頼する

2~5社に買取の見積を依頼し、金額を比較してみましょう。業者負担のサービスも複数を比較することで、どこがお得かが見えてきます。

多くの車の買取業者の中でも廃車買取を専門に扱っている業者は、パーツ販売や海外輸出のルートが確立されているので、高額査定されやすいようです。

下取り価格がつかないような車は廃車買取業者に売却を依頼しよう!

ディーラーや中古車販売店で下取り価格がつかない車は、廃車買取業者に売却するともっともお得です。車を手放す方法は4つあります。

1つは自分で手続きして廃車処理する方法です。2つ目はディーラーと交渉し新車購入時の下取りとする方法、3つ目は中古車販売店に買取してもらう方法、4つ目は廃車買取店に売却する方法があります。

自分で廃車処理をするには普通自動車でおよそ2万5,000円から4万5,000円、軽自動車で2万3,000円から4万円の費用がかかるといわれています。抹消登録(廃車)すると廃車する月によって自動車税や保険料が還付されますが、廃車費用を上回るには至らないでしょう。

加えて手続きは煩雑で自分で解体業者を探し、依頼しなければなりません。ディーラーで新車購入時に下取りしてもらう人が多いですが、あまりにも年式の古い車や走行距離の多い車は、下取り価格がつかないケースがあります。

下取りは車の代金をすべて、新車の購入費と差し引きするため、手元に現金は残りません。ディーラー側は中古車販売できる車でなければ下取りせず、引取りを拒否することもあるようです。当然ながら新車を購入する契約をしなければ、古い車を手放せない仕組みとなっています。

同様に中古車販売店も転売を目的として、車を買取または下取りするので、今後の使用が不可能な車、自走できない車、事故車や水没車は買取価格がつきにくいと考えてください。

廃車レベルの車を少しでも現金化したいなら、廃車買取業者に売却を依頼するのが一番お得な方法です。廃車買取業者は廃車にかかる手続きをすべて行い、費用もほとんど負担してくれます。

たとえば古い年式、走行距離の多い車であっても、カーオーディオセットが高価で新しい、タイヤのホイールが交換したばかりで劣化していないといった車であれば、査定額に期待ができるようです。

まとめ

個人が廃車と判断した車でも、廃車買取店であれば売却可能です。少しでも高値で売るには、車をよい状態に保っておき、正しく把握しておきましょう。

買取店の繁忙期を避け、複数の業者に見積を依頼してください。各ディーラーや中古車販売店で下取り価格がつかない車は、廃車買取店に売却を依頼すると現金化できます。

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